ノルウェー王国について
ノルウェーはスカンジナヴィア半島の西側北大西洋沿いに位地し、隣国スウェーデンに比べ山岳が多く、
悠久の氷河に削られたフィヨルドに代表される自然の魅力いっぱいの国です。ノルウェーという国名には
「北への道」という意味があり、その名の通り国土の約半分が北極圏にあります。故に他の北欧諸国と同
様冬は厳しいものですが、夏には幻想的な白夜を体験することができます。8世紀から10世紀ごろには
名高きバイキングが活躍した歴史ある国。文化の面では、劇作家イプセン、作曲家グリーグ、画家ムンク、
彫刻家ヴィーゲランなどを生み、もちろんスキー競技をはじめとするウィンタースポーツも盛んです。
現在は人口約430万,国王ハーラル5世を国王に戴く立憲君主国です。

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オスロ
ノルウェーの首都。1998年に新しくできたオスロ・ガーデモーエン空港からバスに乗って、森や山々を眺め市の中心街へ向かっていくと、もう既にフィヨルドがみえる。オスロフィヨルドである。夏は入江に浮かぶヨット、冴え渡った空気と街並みや木々が我々の心を癒してくれる瑞々しい都市である。公園も多く、市のメインストリート、カール・ヨハンズゲートは散策にはうってつけの場所。観光名所としては、彫刻家グスタフ・ヴィーゲランが作り上げたフログネル公園、ヴァイキング船博物館、トール・ハイエルダールのコンチキ号博物館、ホルメンコーレンジャンプ台、アーケシュフース城、ムンク美術館などがあり、みどころには事欠かない。かの有名「叫び」は、国立美術館が所蔵している。お土産にはもちろん、セーターを!

カール・ヨハンズゲートより市庁舎を臨む
ベルゲン
ノルウェー第2の都市。12〜13世紀にはノルウェーの首都であった。14世紀から17世紀にわたってハンザ商人によって栄えた貿易港で、ブリッゲン地区の木造建築が世界遺産に登録されている。この町へ来て我々の心を捉えるのはその家並みの美しさである。まるでお伽の国へ来たような錯覚を覚える。メキシコ湾流の影響を受けた湿った空気のおかげで一年のうち300日以上は雨が降ると言われているが、その雨がこの町の美しさを引き立てている。ただ、夏でも寒い日があるので、セーターと薄手のコートは必需品。用意していないと悲惨なことになる。フィヨルド観光の拠点。みどころとしては、有名な魚市場、ハンザ商人達が住んだブリッゲン地区、ハンザ博物館、ベルゲンの街が一望できるフロイエン山の展望台、グリーグの家など。但しフロイエン山の展望台は冬は営業していない。ベルゲンは街そのものに魅力があるので、ゆっくりとその雰囲気に浸っていたい。お土産に魚市場でたらこペーストを買って、帰国してからご飯にかけて食べるのがおすすめ。サーモン、にしん、うなぎの薫製等、とにかくお魚がおいしい。街のそこかしこにある屋台が我々のおなかを誘惑する...
 ベルゲンの中心部の公園に立つあずまや
 フィヨルド
ノルウェーといえばフィヨルド。今から約100万年前の最後の氷河時代に北欧一帯が氷河に覆われていた時代があったが、地球の気候が温暖化して氷床が融けて海へ流れ出すにつれ、山や丘はU字型に削られてゆき、河床は押しつぶされて深くなりそこへ海水が流れ込んで現在見られるフィヨルドが形成された。尚、現在も氷河は残っていて観光もできるようになっている。こで紹介した他に、プレーケ・ストーレンと呼ばれる岩で有名な「リーセ・フィヨルド」などがある。

アウラン・ナーロイフィヨルド 
ソグネ・フィヨルド
フィヨルドの代名詞のように語られるソグネ・フィヨルドは、ベルゲンの北に位置し世界一深く長いことで知られている。先に行くほど何本もの細いフィヨルドに枝別れしている。この枝別れの代表がアウラン・ナーロイフィヨルドで、最近のパック・ツアーではここを訪れることが多い。何といってもソグネ・フィヨルドはその切り立った山から音をたてて豪快に落ち込んでくる滝がすばらしい。山間なので天候が悪いことが多く、雨になると風を伴って寒い。しかしこの雨風の中を、遊覧船のデッキのポールにしがみつきながら寄り来るかもめにえさをやり、墨絵のように雲間に浮かぶフィヨルドを観ていると、北欧の神秘を実感したような自己満足に浸ることができる。

ソグネ・フィヨルド
ゲイランゲル・フィヨルド
ダイナミックな景観ではソグネ・フィヨルドを凌ぐといわれているゲイランゲル・フィヨルド。ソグネよりも幅が狭いのでより迫力を感じる。ノルウェーのノーベル賞文学者ビョルンスティエルネ・ビョルンソンは「ゲイランゲルに牧師は要らない、フィヨルドが神の言葉を語るから」という、しびれるような言葉を残している。これ以上の賛辞はないと思うので多くは語らないが、ここもソグネと同じく神秘的で、滝、特に「七人の姉妹」、「花嫁のベール」と名付けられた滝がすばらしい。

ゲイランゲル・フィヨルド
ハルダンゲル・フィヨルド
柔かく、女性的な景観をみせてくれるノルウェー第2のフィヨルド。春から夏にかけては林檎をはじめ様々な花が咲き乱れる。音楽家グリーグが愛した事でも知られている。「ハーダンガー刺繍」と呼ばれる手芸はこの地方が発祥地。バスに乗って「ペール・ギュント組曲」を聴きながらこのフィヨルドを眺めれば雰囲気は最高。しかし、あまりの気持ち良さにツアー仲間の御年配の方々には絶好のスリーピング・タイム。ああ、もったいないから起きて下さい!

ハルダンゲル・フィヨルド