「四季か、六季か」
日本人の友達はよく、「フィンランドにも四季があるか」と尋ねたりするが
、「もちろんあるよ」と答えるのは当然だ。なぜかというと、フィンランド語に
も日本語と同じように春、夏、秋、冬の単語があるからだ。でも一体どうしてア
ラスカと同じぐらい北にあるフィンランドが日本と同じ四季を持っているんだろ
う。
初めて日本に来たのは、ちょうど10月のはじめ、秋の始まりだった。秋に
備えてちゃんとセーターとコートを着て、飛行機を降りたら、大変びっくりした
。秋なのに気温は30度を越えて、フィンランドの真夏にもめったにないような
暑さだった。本当に「暑く」歓迎された。フィンランドの寒い秋からまた夏に戻
って大喜びだったけど。フィンランドの季節というと、秋は木の葉っぱが色を変
えて落ちはじめる8月から、雪が地面に毎日のように降り続ける11月までの時
期で、冬は雪が積もる季節なので、11月から4月までの間になるのだ。春は短
い季節で、花が咲く一か月間だという。そして夏は、花と葉っぱが満開になって
からの6月、8月の間である。
このような季節感で日本の四季を見ると、フィンランドにないような季節も
ある。春はすでに北の夏なので、本当の夏になったら雨季とか北の国の人に耐え
難い熱帯の夏だという感じだ。 日本の四季がフィンランドとやはり異なるが
、私にとって一番嬉しいのは、穏やかなフィンランドの夏は日本で2回も訪れる
ことである。 (Petri)
(この文章は、「朝日中学生ウィークリー」に掲載されたものです。)